VTuberが生配信中に時計をOBSで表示する方法を比較！時計を出す理由は切り抜きのため？

VTuberが生配信中に時計を配信画面上に表示しているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか？配信画面上の時計は、OBSを使用するだけでは表示できないため、既存の外部ツールを利用することで時計を表示します。

今回の記事では、時計を表示する方法と、時計を表示する理由について、徹底解説していきます！

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①オンラインツールを利用する

ウェブサイト上で表示されている時計をOBSでブラウザソースとして取り込む方法です。メリットはダウンロードの手間なく手軽に時計を表示できることで、デメリットはお気に入りのサイトやデザインが消えてしまった場合は復元することができないことです。

代表的なサイトには、以下のようなものがあります。

はいしんツールキット　配信用デジタル時計

「はいしんツールキット」の利用はこちらから！

利用条件：なし

時計：HH:MM
日付：YYYY-MM-DD ddd、の有無を選択可

背景デザイン：3種類（カラーパレットから選択可の単色、グラデーション固定4色、なし）

文字色：背景が単色・グラデーションの場合は白、背景なしの場合はカラーパレットから選択可
フォント：4種類
文字サイズ：変更不可

スコラボ

スコラボの利用はこちらから！

利用条件：X（旧Twitter）もしくはGoogleアカウントでログイン

時計、日付：テンプレートによって異なる（下の画像参照）
背景デザイン：テンプレートによって異なり、色を変更可（下の画像参照）

文字色：カラーパレットから選択可
フォント：テンプレートによって異なり、フォントを変更可（下の画像参照）
文字サイズ：変更可

また、スコラボでは配信素材マーケット「スコマド」の素材がそのまま使えるので、時計の後ろに時計用の素材を置くことで、同サービス内で簡単に時計のデザインをカスタムすることができます。

使用したスコマド素材一覧：

可愛い時計セット-スコマド

配信デスクセット【モダンVer.】-スコマド

使いやすいコメント枠(12種)-スコマド

お手軽配信背景 EZ-ROOMS Vol.36-スコマド

②HTMLファイルをダウンロードする

販売されているOBS用のHTMLソースをダウンロードすることで、時計を表示することもできます。メリットは一度ダウンロードすれば同じものを使い続けられることですが、デメリットはHTMLファイルの編集やカスタムCSSの設定など、少々煩雑な作業をしないとデザインがカスタムできないことです。カスタムの方法は、それぞれの出品者の指示に従いましょう。

【無料】配信者向け OBS用デジタル時計

動く！パタパタ時計（OBS用html） - さわらぎch. - BOOTH

時計を表示する理由

では、なぜVTuberの生配信で時計を表示することが多いのでしょうか。

切り抜きを作りやすくするため

VTuberが生配信で時計を表示する理由の一つとして「切り抜きを作りやすくするため」があります。

切り抜きを制作しようとする視聴者は、生配信を見ながら、何時何分に切り抜きたい場面があったかをメモしています。生配信中は、画面の動きが単調な場合が多く、音声を聞かないと今視聴している部分が配信全体のうちどの部分にあたるかを知ることができないため、切り抜きしたい箇所をメモする時は、時間を目印にする必要があるのです。

また、時計が配信画面に表示されていることで、生配信後に編集ソフトで切り抜き作業をする際も楽になります。カット編集中の細切れになった動画ファイルでは、動画ファイルの長さが変化して、冒頭からの再生時間を目印に編集することができなくなってしまうので時計の表示を目印にすることで切り抜きを作りやすくなります。

＜注意＞

時計を配信画面に表示していても、必ずしも切り抜きを許可している状態とは限らないので、注意しましょう。

切り抜きを作りたい人は、配信の概要欄を必ず確認しましょう。また、配信をするVTuberは、概要欄で切り抜きの条件について触れておくと、トラブルを避けやすくなります。切り抜きについての条件がある場合は、例えば以下のようなものがあります。

・VTuber個人、もしくは所属している事務所が、切り抜きを許可制にしている場合

例：VTuberグループ「ぶいすぽっ！」は所属VTuberに対するガイドラインを設けている

・収益化や切り抜きに制限を設けている制作会社のゲームをプレイしている場合

例：ELDEN RINGをはじめとするゲームを開発しているFromSoftwareは、著作権を有するゲームに対するガイドラインを設けている

・特定の企画の切り抜きが禁止されている場合

例：星川サラは、X（旧Twitter）での告知を行い、配信の概要欄にも「 【切り抜きに関して】『ソロの星川恋愛研究所』と『ソロの写メコン企画』のみNGにしてます！」と記載している

切り抜きを見やすくするため

切り抜きを作る視聴者にとって時計があると便利なのは上述した通りですが、切り抜きを見る人にとっても、時計があると便利です。元の配信を確認したい時、時間を目印に、目当ての場所にすぐ飛ぶことができます。

また、時間を確認できることで、元の配信を見ていなくても臨場感を感じることもできます。何年の何時に話された内容かが分かることで、その時点だからこそ面白い情報も伝わります。例えば、おやつを食べる配信のとき、それを食べようとしたのがお昼なのか夜なのか、午前4時の夜食なのか、といった情報は、時間がわかることで面白くなります。

配信を見ながら生活してもらいやすくするため

時計を表示することで、視聴者が配信を見ながら他のことをしていても、配信画面上で時間を確認することができます。特に、VTuberの朝活配信は、視聴者が学校や仕事に行く準備をする時間に見てもらうことも多いと考えられるので、時計を表示すると親切です。

また、テレビの生放送でも時計の表示が慣習化していることから、感覚的に時計の表示を見ることで”生配信感”を感じる人も多いと考えられます。

まとめ

ここまで時計を生配信で表示する方法と、表示する理由を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

既存のツールを使用すれば、時計は比較的簡単に表示することができます。ぜひ、お気に入りのものを見つけて使ってみてください！